徒然なる椅子屋

日々のたわごと

倉庫の奥

倉庫の奥には開かずの間があって…いや、そんなものはありませぬ。
今から40年くらい前に作っていた木製の幼稚園向けの椅子が1脚だけある。
最後の1脚は絶対に手放すまいと思っているのだった。
時々思い出した時に出してきて眺めたり触ったりしている。
材はしっかり乾燥しきっていて、ガタツキも無くまだまだ座れそう。
昔の品物はしっかりして素晴らしい。
寒くて冷たい倉庫にあった椅子だけど、掌で触ってみると自然の温度が感じられる気がする。

木製小椅子/昭和四十年代 W250×D250×SH230